2012-10-10 騙りの来歴 10 近代は啓蒙思想で幕を開けた。啓蒙とは、キリスト教によって昏くされていた世界に知性の光を当てることである。その結果、神は理性(悟性)の中で捉えられる対象となった。人間的本質の自己超越化である神は、再び人間性の中に戻ったのである。それが理神論である。