1975年

小田垣雅也の紹介については、私がウキペディアに投稿した記事を参照。(「著作権侵害が指摘され、現在審議中」とあるのは、はなはだ心外だが) さて、小田垣の神学は1975年の『解釈学的神学』に始まる。1975年と言えば、オイル・ショックの煽りで高度経済成長がストップし、また一連の学生闘争が内部崩壊、社会的には安定成長期に入り、文化面でも「世界の名著」(中央公論)のような思想全集や「〇〇文学全集」のようなものが書店の棚に並んで、こうしたものを読む「内向の世代」が現れた時代である。