解釈学的神学とは何か

そもそも「解釈学的神学」とは何か。神学という以上、それは聖書の解釈(釈義)だが、小田垣が扱うのは釈義ではなく、解釈する主体である。たしかにテクストを解釈するには、それを解釈する主体の問題が解決されていなければならない。主体の立ち位置、そこから見た神とキリスト、「解釈学的神学」はそれらを問題としている。