そこが混同され易い

多様な宗教のそれぞれが絶対なる無(一)に発している。だから絶対的な宗教というものはない。宗教はいずれもその固有の具体性でもって普遍なる絶対無を表現しているのであって、それ自身が絶対であるわけではない。そこが混同され易いのである。自らを普遍と僭称したカトリックなどはその典型である。