フィクションとしてのイエス=キリスト

「イエスはキリストである」という告白は歴史の中から発せられたものである。しかし教義においては、この歴史的事情が捨象され理論が抽象される。教義学では、イエス=キリストは人間でもあり神でもあるという「二性論」(詳しくは検索で)として説明される。しかしイエス=キリストが言葉として表わされる以上、これはフィクションである。よって「虚言」に堕する恐れがないわけではない。