一足わらじ

非神話化と信仰とは異質のものであるが、両者をつなぐのが信仰的実存である。それは二足のわらじを履くというよりも、一足のわらじの右と左をバランスよく履くような感覚である。右と左は別々であるとしても、それを履くのはひとりの人間であり、要はどのようにバランスよく履くかということである。