閉鎖的/非閉鎖的キリスト論

以前私はつぎのような式を記した。(2012.8.15/8.16)
(イエス+キリスト)− イエス=ゼロ
(イエス+キリスト)− キリスト=ゼロ
小田垣の概念で言えば、イエスは「歴史のイエス」であり、キリストは「信仰のキリスト」である。この両者の整合性の議論が、一方に偏って競合するような神学の在り方を、かれは「閉鎖的キリスト論」と呼んでいる。これに対して、イエスとの出会い(出来事)においてキリストを見る在り方が、「非閉鎖的キリスト論」である。