方法論と存在論

「言葉が語る」ということは、一見「上から下へ」に見える。だとすれば「上から下へ」の神学とどう異なるのだろうか。小田垣はそれを方法論と存在論の違いとして説明している。方法論とは、一種の形式主義である。神の言葉を対象的に固定化して騙る。そのような教条主義が最もよく方法論の限界を露呈している。存在論はその限界を超えるものである。