関係・間

神学における「関係」とは神と人間との関係である。たとえばこれを糸電話の一方の端と他方の端のような関係と捉えれば、主客二元構図になる。これを改めて、つながっている糸に視点を置きかえ、「関係」を「間」と言いかえることはできる。だがそれによって、両端(主客)が消えるわけではない。つまり糸電話の比喩では神と人間との関係性や間性を表わすことはできないのである。