宗教と科学1

宗教の源泉には感動がある。神学はそれを理性的に語る。その点では科学も同じである。宗教は感情的、科学は理性的というのは当たらない。いずれも感動が源泉にあり、それを理性をもって扱うのである。ただ扱い方が異なる。それは対象の違いによる。宗教は神や霊魂を対象とするので、論理と言っても思弁的である。科学は、物(心のような対象ならこれを物象化する)を対象とするので、論理の組み立ては実証(物証)的である。