言葉の他者性2

言葉とは他者である。言葉はどのような場合でも他者性を帯びている。もちろん自閉的なモノローグも例外ではない。言葉は私という人間を運ぶ媒体である。たとえ自閉であっても、私は他者なる言葉によって運ばれている。その言葉の他者性が最大限発揮されるのが絶対他者なる神である。私たちは言葉によって(おいて)神とつながる。それのみが神につながる手立てである。