神の実在 1

実際に在るか無いかも分らない神でありながら(もちろん言葉においては在るが)、これを実在としたユダヤ教において、神は現実に働き歴史を創り出していった。これはちょうど、もともとフィクションでしかないお金が、現実世界を動かしていくことに似ている。つまり言葉が生み出す「実在」の絶大な作用である。しかしお金と神(紙と神?)では次元が異なる。では神の実在とはどういうことか?