イスラエルの歴史

イスラエルの歴史(神と民族との交渉史)は出エジプト(紀元前13世紀)に始まり、カナン(パレスチナ)侵入、ダビデ・ソロモン時代の繁栄と衰退、王国分裂とその後の他国支配、そしてバビロン捕囚(紀元前6世紀)をもって第一幕を閉じる。イスラエル民族は歴史の誕生から終焉までのサイクルを7・8百年ほどかけて経験し尽くしたのである。第二幕は捕囚帰還(紀元前538年)から始まる。神殿の再建とともに「聖書」(五書)が編纂される。イスラエル民族はここにユダヤ教を確立する。これこそ人類史の画期となった出来事、事件であった。(6/9参照)