無-神論

小田垣は神理解として三点挙げている。(第6章「解釈学的神学と神」)
1 神はイエスの言葉を通しての神である。
2 神は存在者としては(対象的に)存在しない。3 神は無である。

ふつう言われている無神論はただの唯物論である。だが無-神論は、あくまでも神論である。無なる神について、以前私は普遍と固有の対概念によって、それを説明した。(2012年10/24-11/29)普遍と固有は互いを前提し合っている。そういう関係が生まれたのは言葉による。そのことも以前随所で説明した。